バークレイ お多福

山元加津子さんのブログから『 くーちゃんのこと』

2014/02/04 14:13 ジャンル: Category:未分類
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こんばんは。お多福です。主人が出かけたすきにブログを書いています。自分のパソコンが壊れてからもっとアナログな人になりつつあります。そのお話は次回に!

今日はかっこちゃんメルマガでとてもいいお話があったので載せます。私自身もしょうがいのある子供さんと関わりがあるので少し分かるのですが、しょうがいがあるために自分の行動がコントロール出来ない為に周りに暴力のような形で出してしまう。そうなると、周りのみんなもやっぱりどうしていいか分からずそのお子さんの親御さんは周りに迷惑をかけるという意味でよけいにお子さんを押さえようとされて逆効果になったりするときもあります。そんなときに私は親御さんの気持ちも暴力的になってしまう子供さんの気持ちも両方を考えてとても辛くなります。それは自分の力が到底及ばないことでなにも役に立てないという情けないような気持ちでもあります。

でも、かっこちゃんはやっぱり凄いなと思いました。やっぱりかっこちゃんの相手を心底理解しようとする本当の愛の力がくーちゃんを変えたんだろうなと思います。以下メルマガの記事です。

詳細ヘッダー
 第1644号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと  
                    2014年02月04日現在 参加者人数6401人
 「02/04昨日の宮ぷー」      
このメルマガを初めて読まれる方へ 
メルマガの生い立ちをこちらのページに書いていますので、ご参照ください。
http://ohanashi-daisuki.com/info/story.html


土日には、メルマガで少し書かせていただいた時にお問い合わせが多かったくーちゃ
んのお話をさせていただきました。
くーちゃんは記憶が曖昧ですが、生まれたときからか、生まれたすぐからかに聴覚と
視覚に障害を持たれました。耳がまったく聞こえなくて、目もまったく見えないお子
さんでした。光りを感じられなかったり、音も聞こえないということは、昼のざわざ
わした感じも夜のしーんとした感じもないためか、くーちゃんは、夜寝て朝起きると
いうようなリズムがあまりなくて、しょっちゅう昼夜逆転になっていたようです。そ
して、見たり聞いたりということができないためだとお母さんがおっしゃっておられ
ましたが、口からの感覚を求めることがあると思うのだけど、ものすごくたくさん食
べるようになったそうです。

体がものすごく大きいお子さんでした。そして力も強くて、物を倒したり、食べ物を
食べて散らかしてしまったり、ご家族にかみついたりひっかいたりしてしまうことも
いっぱいあったようです。それで、高校二年生のときに、お父さんがくーちゃんとの
やりとりで骨折して入院してしまいました。お母さんお一人ではむずかしいというこ
とで、児童相談所から、施設に入所されたお子さんでした。
くーちゃんは施設に入ったあとも、周りの人にたくさん怪我をさせてしまいました。
中には入院された方もおられました。でもそれは仕方がなかったと思います。くー
ちゃんにしてみたら、突然、大好きなお母さんもお父さんもいない別のところに連れ
てこられ、そして、おそらくはくーちゃんが作りあげてきた頭の中の部屋の地図と
まったく違うところに来て、どうしていいかわからなくて、不安で不安で仕方が無
かったと思います。

そして、私はそのときに高校二年生の担当でした。力もない私がくーちゃんの担当と
いうことで、学校も施設のみなさんもすごく心配をされたと思います。「かっこちゃ
んなんてひとたまりもないと思う。骨折したり、大けがするかもしれない」というこ
とでした。でも、心配はそれほどいらなかったです。なぜって、私は本当に力もない
し、くーちゃんを力で押さえ込むことなんて最初からできっこなくて、ただそばにい
て、そっと手をにぎろうとするようなことしかできませんでした。でも、最初はそれ
もなかなかむずかしかったです。くーちゃんはとても怯えてびくびくしていました。
ああ、どんなにくーちゃんは不安だろう、怖いのだろうと思うと、私は涙がとまらな
かったです。

くーちゃんが最初に手を触らせてくれたときのことをよく覚えています。くーちゃん
は周りのことや一緒にいる人のことが知りたかった。だから、周りに来た人の顔を触
ろうとする。でも、みんなも力の強いくーちゃんに怯えていたから、逃げたり、手を
払ったりしてしまっていたかもしれません。でも、くーちゃんは知りたかったので
す。目でも耳でも確かめることができなければ、くーちゃんは、触ろうとするのは当
たり前のことでした。くーちゃんが手をのばして私の顔を触ってくれたときに、私は
くーちゃんがつらいだろうと思って、泣いていました。くーちゃんは私の涙を触っ
て、そして触った指をなめて、そしてそのときにくーちゃんは、私と一緒に泣いてく
れたのです。そして私がそばにいることを許してくれました。手を触ることもやがて
体を触ることも許してくれました。

私はくーちゃんと思いを伝え合いたかったです。でも、くーちゃんは目が見えない
し、耳が聞こえない。そんなくーちゃんとどうしたら、思いを伝え会えるのか? 
ずっとそのことで頭がいっぱいになっていました。まだ、点字の方法も知らない私で
した。そんな私が、自分なりに考え出した方法は、左手の親指のてっぺんがア行、親
指と人差し指の谷間がカ行、人差し指のてっぺんがサ行というふうにしていくと、ワ
行は小指のつけねでおわるのです。それで、あいうえおと下に降りていく方法は、親
指を握ればア段、人差し指ならイ段というふうにしました。

私は毎日出掛けると、自分の胸に手をあてて、かつこだよと。そしてくーちゃんの胸
に手をもっていって、くーちゃんだよと伝えました。それから、机や椅子や、食べる
ものの名前などを何度も綴りました。なかなかくーちゃんに私のしていることは伝わ
らなかったけれど、でもその日は突然やってきました。その日、くーちゃんは、私を
自分から抱きしめてくれました。そして、私がくーちゃんのところに座ったとたん
に、くーちゃんが、私がいつもしているようにして「かつこ」と綴ってくれました。
そして自分の胸をさして、自分の名前を綴りました。私が最初に、毎日そうするから
だろうかと思ったけれど、そうではありませんでした。

くーちゃんは「わかったのです」「気がついたのです」私が綴っていたのは、そのも
のをさす言葉なのだと。くーちゃんはそのとき、全部がわかりました。そしてパンを
食べるというような動詞と目的語のくっついた言葉もくーちゃんは理解していまし
た。私はずっと泣きながらくーちゃんといたことを覚えています。そして不思議でな
らないことがありました。くーちゃんは、「可愛い」とか「大好き」とか「やさし
い」とか、具体的に、これが可愛いだよと伝えられないようなことを、そんなこと
を、くーちゃんが理解をしていると私は思いました。なぜかそうしっかりとわかった
のです。いったいなぜ? くーちゃんはずっと見ることも聞くこともできなかったの
に、どうやって、そのことを学んだのでしょう。不思議でならなくて、私はずっとそ
のことを考えていました。そして私が出した結論は「くーちゃんははじめから知って
いた。生まれたときから知っていた」ということでした。教育ってどんなことなのだ
ろうとまた考えたりもしました。

ある晴れた春の日。お花がいっぱい咲いていた日。今日はお母さんが面会に来る日。
私はくーちゃんと手をつないで外に出てお母さんを待つことにしました。お母さんが
いらっしゃるから可愛くしようねと、髪をとかして、そして外に咲いていたお花を髪
にかざりました。可愛いよと手で綴って、私の口に手を当てると、くーちゃんは私の
口の動きすら覚えようとしました。そして、うれしそうに声をたてて笑いました。手
をつないでお母さんを待っていたら、坂の下からお母さんがやってこられるのが見え
ました。お母さんは私と手をつないでいるのがくーちゃんだと最初はわからなかった
そうです。でも、わかったときに、お母さんはそこに立ちすくんでしまわれました。

「髪をさわらせることもなかったのに、髪をとかして、花をつけて、手をつないで、
笑っているのが私の娘!?」と思われたそうです。お母さんも涙を流されて、私が
くーちゃんにお母さんが泣いているというと、くーちゃんはお母さんの顔をなぜて、
私にハンカチをちょうだいと言いました。私が渡すとお母さんの涙を拭いてあげてい
ました。くーちゃんのお母さんはお話の方法を尋ねてくださって、お伝えしました。
その次のときに、「家に連れて帰りたい」とくーちゃんはお家で、またお母さんとお
父さんと暮らすことになりました。

土日と長野と東京へ行かせていただいて、いっそう上映会や講演会のみなさんがどん
なにどんなに一生懸命その日を作ってくださっていたかを思って感謝の思いでいっぱ
いです。そして、また映画や講演会でご縁をいただいて、みなさんのお力で、たくさ
んのことを伝えていただいていることを思いました。それで、2月3月の講演会と上
映会の予定も載せさせていただこうと思いました。映画や講演会でお会いできたら幸
せです。

講演会の予定です。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/sakuhinten/sakuhinntenn.htm
・・・・・・
2/15神戸市 2/16 仙台(僕道映画と講演会) 
3/1東京日野市 講演会、優さん、神原 康弥さん(お母さんの筆談での初めての
講演会と著書の発売)
3/2 奈良市 てんつくマンさんとご一緒での講演会。僕道の上映会も 
3/15東京の江ノ島で、えびはらよしえさんや横笛奏者松尾さんと一緒にウクレレ
やフラダンスなど。
3/16 福井市 イネイト療法講演会と、講演会、僕道上映会。
3/29高崎、講演会と僕道上映会。3/30高崎。
・・・・・・

上映会の予定です。
1/4の奇跡
2/6 東京都・西東京市 2/8 大阪府・東大阪市 2/9東京都・世田谷区 
2/11東京都・新宿区 2/15 東京都・港区 2/22 愛知県・名古屋市 
3/1 東京都・葛飾区 3/1 東京都・葛飾区 3/9 兵庫県・伊丹市 
3/15 京都府・宇治市 3/15 兵庫県・伊丹市

宇宙の約束
2/15 広島県・広島市 3/8 千葉県・松戸市

僕のうしろに道はできる
2/5 大阪府・松原市 2/9 奈良県・天理市 2/11 兵庫県・芦屋市 
2/11 京都府・京都市 2/15 富山県・富山市 2/15 北海道・北見市 
2/15 埼玉県・さいたま市 2/16 宮城県・仙台市【山元加津子さん】講演あり
2/16 香川県・高松市 2/13 広島県・福山市 
3/1 東京都・日野市【山元加津子さん】講演あり※守本早智子さん、神原こうや君
のお話もあります※ 
3/2 奈良県・橿原市【山元加津子さん】講演あり※てんつくマンとのコラボです※ 
3/15 和歌山県・和歌山市【岩崎靖子監督】講演あり 
3/16 福井県・福井市【山元加津子さん】講演あり
・・・・・・

そして 岩崎靖子ちゃんの新しい映画の上映会のお知らせも載せさせていただこうと
思います。
日本一幸せな従業員をつくる!~ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦~
2/22  愛知県・名古屋市 初上映会 ※満員御礼※ 
3/23 初上映会イベント in 関西
4/4 初上映会イベント in 横浜
4/6 初上映会イベント in 東京
・・・・・・

かつこ

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プロフィール

お多福ちゃん

Author:お多福ちゃん
ゆかり マッカーシー 2006年
結婚を機にアメリカ カリフォルニア バークレーに住む。 山元加津子さんの「白雪姫プロジェクト」に賛同し応援するために苦手なPCと向き合いブログを始める。下の「白雪姫プロジェクト」をクリックしてください!

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