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 山元加津子さんのブログから『生きる物語』

2013/09/10 03:34 ジャンル: Category:未分類
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ひろっちぃちゃんから、毎日新聞に載っていたよと教えていただきました。
<引用ここから>・・・・・・
「生きる物語:伝わる思い/1 妻の語りかけに笑顔」
http://mainichi.jp/feature/news/20130903ddm012040124000c.html
毎日新聞 2013年09月03日 東京朝刊
 7月11日、記者は東京都江東区のマンションをカメラマンと訪ねた。医師に「植
物人間」と宣告された上野文夫(ふみお)さん(53)に会うためだ。
 上野さんは、自室の介護ベッドであおむけに寝て、目を見開いていた。ベッド脇の
妻広美さん(54)が声をかけた。「これを取ってみて」。上野さんの胸の上に楽器
の鈴を掲げる。すると、肘が曲がり胸元に置かれていた右腕がゆっくりと上がり、
握ったままのこぶしが鈴に触れた。

 広美さんは続いて右手に鈴を握らせ、「鳴らして」と言った。上野さんが肘から先
をゆっくり上下に揺すると、鈴は柔らかく「シャリン、シャリン」と鳴った。右手の
動きは徐々にリズミカルに、音が小刻みになった。
 「新聞はテレビじゃないから音はとれないよ」と広美さんが指摘すると、表情が緩
み、「ハハハー」と笑った。「『植物人間』と呼ばれる人は寝たきりで反応もしな
い」と思い込んでいた記者は、妻とコミュニケーションし、笑顔もみせる姿に息をの
んだ。
 上野さんは涙も流す。広美さんによると、高校野球や五輪のテレビ、ラジオが大好
き。今夏の高校野球閉会式の中継で、観客から大きな拍手がわき上がると、「アー」
と声を出して泣いた。

 「植物人間」という表現は俗称だ。診断書には「遷延性(せんえんせい)意識障
害」と記される。日本脳神経外科学会は、自力移動できない▽自力摂食できない▽尿
失禁状態▽意味ある発語ができない▽簡単な命令に応じても、それ以上の意思疎通が
できない▽眼球が物を追っても認識できない--の6項目を満たし、治療しても3カ
月以上改善されない場合と定義する。上野さんは6項目に該当していた。
 遷延性意識障害は呼吸など生命維持にかかわる「脳幹」が生きている。脳全体が機
能を失い、回復しないとされる「脳死」とは全く異なる。
 上野さんが遷延性意識障害となったのは2007年。自転車で転倒し頭を強打した
ことが原因だった。【奥山智己】=つづく
<引用ここまで>・・・・・・

ひろちゃんありがとう。植物状態という言葉の一般的な理解と、6項目にも、どうも
差があるなあと思うのです。
そして、意思疎通ができないのは、その方法が見つかっていないからと言うこともあ
るのじゃないかと思いました。そして、3ヶ月のあいだに、回復しなかったというの
も、もう回復しないというのではなくて、その方法をとっているかいないかというこ
とがあるのだろうかとそんなことを思ったのでした。

かつこ
***
生きる物語:伝わる思い/2 2度転倒、頭を強打
毎日新聞 2013年09月04日 東京朝刊
上野文夫さん(右)は妻広美さん(左)の母校応援のため甲子園を訪れた=兵庫県西
宮市で2007年8月、上野さん提供
拡大写真 上野文夫(ふみお)さん(53)は、高校を卒業すると板前を目指した。
父が東京都内ですし屋を営んでいた。親類のすし屋の住み込みから始め、その後は日
本料理店で働いた。

 「行ってくるよ」。2007年9月3日、上野さんは東京都江東区の自宅から、勤
務先の目黒区の日本料理店へ自転車で向かった。いつもは電車通勤だが、この日は閉
店後に新メニューを検討するため、終電に間に合わない可能性が高かった。
 翌日未明、自宅で寝ていた妻広美さん(54)は、警察署からの電話で起こされ
た。「旦那さんが自転車で転んだので、署で休ませて帰します」。寝床で帰宅を待っ
たが、午前7時ごろ電話が鳴った。また警察だった。「上野さんが自転車で転び、救
急搬送されました」。直後に搬送先の病院からの電話で「緊急手術をするので了解
を」と求められた。訳が分からないまま、小学3年だった一人息子の泰広さん
(15)を連れ、タクシーで渋谷区内の病院へ向かった。

 午後2時すぎ、上野さんがようやく手術室から出てきた。だが、顔は腫れ、人工呼
吸器や点滴、脳から血液を出す管などがつながっていた。「お父さん、死んじゃうか
も……」と、泰広さんは変わり果てた父に絶句した。医師は「助かる可能性は50
%」と言った。
 事故の目撃者はいないが、傷の状況などから、2度転倒した可能性が高い。最初の
転倒で頭の左側を打ち、いったん警察で保護された後、帰宅途中に再び転んで右も強
打したらしい。自転車に大きな損傷はなく、2回とも自損事故とみられる。

 手術後は集中治療室に入り、家族もそばに居続けることはできなかった。広美さん
はその夜、夫が事故時に身につけていた荷物を抱えて病院を出た後、泰広さんとどう
帰宅したか覚えていない。
 術後から連日、脳神経外科医から説明を受けた。「右脳の損傷が激しく、左半身は
動かせないだろう」。その中で、信じられない言葉が出た。「植物人間だね」「社会
復帰は無理です」
***
毎日新聞の上野さんの記事の続きです。

生きる物語:伝わる思い/3 刺激に少しずつ反応
毎日新聞 2013年09月05日 東京朝刊
 自転車事故で頭を強打した上野文夫(ふみお)さん(53)は、「社会復帰は無
理」という厳しい現実を突きつけられた。妻広美さん(54)は、友人の差し入れも
のどを通らず、体重がみるみる落ちた。
 入院直後、看護師に「好きな音楽を聴かせて」と言われた。枕元にラジカセを置
き、高校野球の応援曲集をかけた。だが、閉じたまぶたの奥で眼球が動くように感じ
るだけ。

 遷延性(せんえんせい)意識障害の患者を長期受け入れる病院は多くない。事故か
ら3カ月の2007年12月、東京都江戸川区の病院へ転院。半年後には三鷹市の病
院へ、と転々とした。
 最初の転院後も、あきらめずにマッサージを続けた。刺激に反応して目を開くよう
になったが、座ることすらできなかった。08年春、上野さんが好きな「水戸黄門」
を見るために病室のテレビをつけた。オープニング曲が流れると、画面と逆を向いて
いた上野さんの首が動いた。慌てて「こっち向いて」と声をかけた。ゆっくりと首が
動き、最後はテレビに視線をやった。「動いた! 動いた!」。広美さんは叫ばずに
はいられなかった。

 さらに広美さんは、「書くことは脳の刺激になる」と聞き、上野さんにペンを持た
せた。その年の暮れ、「1書いて」と言うと、手が縦に動き、紙に1本の線を書い
た。09年夏には、「2×4は」と問うと、ぶれた字ながら「8」と書いた。
 しかし、病院は上野さんの「回復」に無関心だった。ある病院では、入院初日に
「あきらめなさい」と告げられた。広美さんがマッサージなどのリハビリをしても
「何のため?」と、看護師らの視線は冷たかった。
 広美さんは「自宅でリハビリをしたい」と考えるようになった。「可能性があるの
にやらなかったら、夫を見殺しにすることになる」と、情報集めを始めた。=つづく
<引用ここまで>・・・・・・

広美さんのあきらめない心に拍手を送りたいです。あきらめたら回復が止まってしま
うけど、あきらめなければ、きっと続いていく。広美さんが、どんなリハビリをされ
ているのかは、新聞ではうかがい知ることはできないのですが、一般的にも、一番効
果的なリハビリの方法があるのだと思うのです。リハビリはどうしたらいいですか?
とお尋ねをいただくことがあります。けれど、その方の状態に応じて、褥瘡や骨折に
も気をつけなければならないと思うのです。広美さんのように、ご家族が一生懸命
だったら、やっぱり一番効果的な方法でリハビリが行われたらいいのになあと、思う
から、その方法が、安全にできるように広がっていくにはどうしたらいいのだろうと
思います。

かつこ
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プロフィール

お多福ちゃん

Author:お多福ちゃん
ゆかり マッカーシー 2006年
結婚を機にアメリカ カリフォルニア バークレーに住む。 山元加津子さんの「白雪姫プロジェクト」に賛同し応援するために苦手なPCと向き合いブログを始める。下の「白雪姫プロジェクト」をクリックしてください!

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