バークレイ お多福

嬉し涙が、、、。

2013/12/18 14:33 ジャンル: Category:未分類
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サンクスギビングデーが終わってまた太郎のクラスメートの一人がいなくなった。彼は例の問題児のCくん。転校生だった彼は最近やっとクラスにも慣れてきたのだけど、遅生まれの彼はもう一度幼稚園からしっかり学習の基礎をやり直した方がいいという判断で同じ学校の幼稚園のクラスに移動になった。

太郎はCくんにパンチやキックをお見舞いされてかなり参っていた時期もあったが最近ではCクんともすっかり仲良しになっていた。『ランチタイムにね。カフェテリアでCくんにこの前あって話したよー。Cクん元気だった!』と太郎がある日報告してくれた。「良かったね。新しいクラスには慣れたかな〜」と私が言うと太郎は『新しい友達が出来たっていってたよー。でもね、まだ僕がベストフレンドだって!』とうれしそうに言っていた。

私も昼休みに教室で休憩していると廊下で誰か呼ぶので出てみるとCくんだった!「元気?もう、あたらしいクラスになれた?」と思わずハグしたら「うん。もうぼくいかなくちゃー」と恥ずかしそうに笑って行ってしまった。元気そうだ。これからだって色々あると思うけど頑張れよー!

休み時間が終わって昼からの授業となると子供たちに疲れが見えるが先生は容赦しない!落ちこぼれクラスの子供たちのお尻をポンポンたたいて頑張らせる。冗談を言ったり、ご褒美をだしたり、子供をなんとかやる気にさせる。さぁ、今日も午後からまた算数の時間だ。授業ではカリキュラムが今年からかわって数字のコンセプトや法則の基本を徹底的に子供たちに教えてなぜそうなるか?理由も答えと一緒に言えるようにするのが目標なのだけど、これがなかなか難しい。分かったようで分からないのだ。私にも経験があるのだけどなかなか理解するのが子供には難しい。

脳がまだ発達しきっていないので数字を書くのも鏡に映ったように反対に書く子供たちが太郎も含めてかなりいる。そしてスペイン語で授業なのだから子供たちの頭の中は結構忙しいだろう。スペイン語を話す家族の子供たちも日常語の英語とごっちゃになって混乱している。しかし、子供というのは凄い!そういう環境にだんだん慣れてくるのだから。

太郎の担任の先生は算数の時間、テスト形式で計算問題を子供たちにさせる。5分で30から40問くらいの足しや算引き算がどれだけできるか。初め太郎は先生が「スタート!」といってもボーーーーーとして鉛筆も持たなかった。ちょうど私がボランティアの日でそれを目撃して凄くショックを受けた。。。分からなくても答案用紙と向き合ってくれー!と願った。先生も見逃さず、「太郎!計算するのよー!」と活を入れる。それで、また様子を見に行くとなんと!太郎は問題の真ん中からやっている。しかも間違ってる。思わず母は我慢出来ずに口を開いた「太郎!1番から順番にするのよ!」それを聞いた太郎は『太郎はここからするの!!!』反抗的だ。あーまたかとあきらめた私。これは9月の下旬の話。

10月の中頃、太郎が同じテスト形式の問題をやっているところを横目で見ると、、、おー!1番から2、3、4、と順番にやっているではないか!私はうれしくて太郎の横に駆け寄るとおー!計算もあっているではないか!「はい!やめー」と先生の声で子供たちは鉛筆を置いて今度は色鉛筆を持って答え合わせをする。このとき太郎は泣いていた。『もっとしたかった!』悔し泣きである。

今まで算数が出来なくても数字が覚えられなかったときでさえも悔しいなんて思った様子はみせなかった太郎が悔し涙を流している。凄いな。いつの間にこんなに成長したんだろう。思わずジワーと涙が込み上げてくる。が、太郎は怒っているので一生懸命出来た事をほめた。4つも出来て4つとも正解なんて凄いじゃないか!と。でも納得しない太郎。先生はこのテスト形式の計算をいつも続けて2回する。太郎は気を取り直してもう一度チャレンジ。

DSCN1142.jpg
2回目はこんなに出来たよー。と笑顔でみせてくれた。私は本当にうれしくてこの答案がずっと宝物になる気がした。たとえ、全問正解の答案がでてきても。

つい最近も同じ事を算数の時間に繰り返している。みんなのレベルがどんどんあがりつつある中で問題児 Jくん、Aくんは全くこのテストに参加しない。答案に絵を描いている。先生は見かねて叱るときもあるがいっこうに態度はかわらないある日、Jくんは凄い早さですべてやってしまった!私も先生もびっくりして見に行くと答えもほとんどあっている。点数で家が75点か80点。これにはいつもの秀才くんたちも驚いて焦って問題が解けなかったほどである。Jくん大逆転!先生もここぞとばかり大絶賛した。私もうれしくて彼にハグした。

もう一人のAくんもこれでスイッチが入ったのか答え合わせが終わったあと、先生がやり方を教えるとすらすら問題を解き始めた!先生も私も顔を見合わせてびっくり顔!!!今まだ何回も同じ事を教えても出来なかったのに今出来るようになった!私は涙がこらえられなかった。Aくんの目もキラキラしてやっと計算が分かったうれしさか今までの顔つきとは違っていた。

Aくんの隣には太郎が座っている。『A、good job!』と言っている。太郎の答案を見るとなんとほとんど全部で来ている。わおー!先生が太郎は最近頑張っているよと言ってくれていたが本当だった。

落ちこぼれクラスの落ちこぼれ13人は今までずっと秀才だと言われていた子供を抜かす勢いで学習能力が伸びている。毎日頑張ってくれている担任の先生や補修の先生のおかげだろう。

もうすぐクリスマス休暇になる。担任の先生ともう、今年終わりよねー早いわねーと言い合う。つい最近まで太郎のクラスの事で悩みが耐えなかった先生も私も少しほっと出来る。学校の休みの間、勉強しない子供たちの学力はまたすぐに落ちてしまうだろう。ここでも先生は手を抜かず、ミーティングを開いて親たちを引き締める。とともに先生はおっしゃった。「どうぞ、子供たちに楽しく勉強させる努力をしてください。凄くおもしろい問題を作ったり、お話をつくったりなんでもいいからお願いします。勉強は楽しいものだと子供たちに思ってほしいのです。」と言われた。

休み中はどうやって楽しく勉強しょうかと私も楽しみになってきた。でも、実際は「宿題しなさいー!!!」といつものように叫んでいるかも知れないな。。。

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プロフィール

お多福ちゃん

Author:お多福ちゃん
ゆかり マッカーシー 2006年
結婚を機にアメリカ カリフォルニア バークレーに住む。 山元加津子さんの「白雪姫プロジェクト」に賛同し応援するために苦手なPCと向き合いブログを始める。下の「白雪姫プロジェクト」をクリックしてください!

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