バークレイ お多福

アメリカの多種多様と保守的な部分

2012/09/29 16:12 ジャンル: Category:未分類
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息子、太郎は最近お手伝いをしたがる。別にお駄賃があたる訳でもないのに『マミーなんかHelpしょうか?』なんて台所に邪魔しにくる。そう!絶対的に実はここだけの話、邪魔なのだー。。。しかし、もう一人の私が言う、「今、興味のあるときにさせておかないと大きくなったらお手伝いなんかしないよー」それも一理あるので、、、仕様がなくやらせるときもある。こういう風にしか思えない心の狭い母なのだが、本当に短時間で食事の用意やら整えるときは一人でやった方が効率も良くイライラもしないのだから仕様がない。
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理想と現実に悩む母であるが、最近は幼稚園でも週2回の調理実習の時間があるし、その話を楽しそうにする彼をみて心機一転、夕食のスープを5歳の息子にすべて作ってもらうことにした。彼は張り切って自分のエプロンを持ち出し身につけ、それでは足りずに紙でコックさんの帽子を作ってかぶって凄いやる気。まず、野菜を切るわける。野菜を炒めるなどしながら私ももちろん手伝うがなんとか自分でやり遂げた!おめでとう!でも、太郎はなかなか自分の思うようにできなかったらしい。相当神経を使ってくたびれたようだ。その後はまた作るとは言わなくなった。これもまた寂しい。息子もまた理想と現実の違いを知ったのかもしれない。
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スープって料理はアメリカの国みたいだなと思う。いろんな種類、色の野菜、豆、穀物、肉類、魚、シーフードなんでもスープにすると別々のものが一つの鍋でいろんな味を出して本当に美味しくなる。アメリカにもいろんな人種がいていろんな言葉も話すが、英語でつながっていてその英語もスペインなまり、インドなまりテキサスなまりとか出身国のお国柄がでたり地方独特のものがあったり多種多様な国だと思う。

普通の生活でも多種多様なんだけど、それがまたいろんな考え方の人がいてもっと多様化していくとても複雑になっていく。何が正しいか悪いかさえもとても範囲が広くなって判断が難しくなることもある。だからこれではいけないと保守的な考え方の人がストップをかける。これでバランスをとっているのかもしれない。これで調和した美味しいスープのような国になればいいのだけど。国の政治というのはそう簡単ではない。

11月は大統領選挙がある。民主党オバマ現大統領と共和党ロムニー氏のニュースは毎日のように世間をにぎわせる。日本でもこの2人の対決を注目している人もいるだろう。

日本で最近話題になっていることで私が一番気になっていることは出生前診断のニュースだった。日本の衛星放送で少し観て知ったのだけど、最近妊娠してから生まれる前に胎児に異常がないかを調べる診断が産婦人科で導入されたということである、私は5年前にアメリカで産婦人科に通っているときに出生前診断の検査を受けるか受けないかを医者から質問された。私は断った。そして主人と話し合った。

私はそのとき40歳だった。晩婚の私には子供は望めないと思っていたので妊娠したときは本当にうれしかった。しかし、その反面、高齢なのでいろんな覚悟はしていた。主人と話し合ってどういう状態の子供が生まれても最善を尽くして育てる努力をしようと決めた。もし、何事もなく自立できる子供が生まれたら弱い立場の人をサポートできる人間に育てようと決めた。どちらにしても子育ての大変さを両方とも経験している主人にすれば『どちらもたいへんだぞー』と私に言うのであった。

妊娠と中絶の問題はアメリカでもしばし議論になる。この大統領選でもいろんな話題にされている。共和党は保守派で妊娠中絶を反対している。この問題に関しては私も実は保守派なのだ。出生前診断のことばかりでなくて10歳代で妊娠してしまったりという状況で中絶を考える女性もいる。里親制度などで生んでから経済的にしっかりしたところへ養子として迎えられて幸せに暮らしているケースもある。その反面、母親だった人と子供の絆は無理矢理切られてしまう悲しさも伴う。それでも命が守られる方を私は選びたい。そう考えると命の大切さを自分の子供にも教えなければならない使命を感じる。

太郎の幼稚園に養子縁組みされた子供がいるがアメリカでは珍しくない。その子が少し興味深いと人から見られるとしたらゲイのカップル(結婚しているかもしれない)に養子縁組されていることだろう。サンフランシスコに近いバークレーにもゲイのカップルは目立つが養子縁組をして家族をつくている人はそんなに多くないかもしれない。養子になっているその子を見かけるたびに2人のパパ(もしかしたらどっちかがママ?)に愛されてとても幸せそうでいいなと思わずにはいられない。そうなると、ゲイも悪くないなとリベラルな考え方になる。

私は日本人なのでここでは結構、保守的な人間かもしれない。それでも保守的で行き止まりで切羽詰まるぐらいなら断然リベラル志向を選ぶ。この選べる権利こそが大事なんだと最近思う。アメリカは’人が人として当たり前にくらしていける社会、国を民主主義のもとで実現させるため’に独立した。それに加えて「生命」の大切さをもっともっと当たり前に自覚できれば多種多様の国はもっと繁栄(物質的なのもだけでなく)するんじゃないかとアメリカの未来に、太郎が大人になる頃の将来のアメリカに期待したい私でした。そのためにも子育てがんばらないとねとまた思うのです。でも、実は育っててもらっているかもね。。。



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可愛いコックさん!
太郎君、スープが思い通りに出来なかったの?とても美味しそうに出来てるのにね。
どこが不満だったのだろう~?
お多福さんの子育て論、実に素晴らしい!
”自立出来る子なら弱い立場の人を助ける人間に育てる”と思われた事。
ところで、おじいちゃんのために作った太郎君のプレゼント、上手く出来ていて感心!
あともう1人の息子さんも優しそうですね。
[ 2012/10/01 16:22 ] [ 編集 ]
RNさん、いつもありがとうございます。太郎は何が気に入らないんでしょうね。最近、色々思い通りにできないと癇癪を良くおこします。その対応も私的には凄い苦手な部分なんですね。子育ては修行だと感じます。褒めても満足してくれないのは可愛くないし!主人は重度の障害を持った子供育てを経験した関係で今でも音楽のボランティアなどをさせてもらっているのでスペシャルニーズな子供たちとふれあう機会があるのが私にも太郎にもいいと思ってます。
[ 2012/10/02 06:13 ] [ 編集 ]
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プロフィール

お多福ちゃん

Author:お多福ちゃん
ゆかり マッカーシー 2006年
結婚を機にアメリカ カリフォルニア バークレーに住む。 山元加津子さんの「白雪姫プロジェクト」に賛同し応援するために苦手なPCと向き合いブログを始める。下の「白雪姫プロジェクト」をクリックしてください!

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